INFPのみなさん、この記事に辿り着いたということは、「生きづらさ」で悩んでいませんか?
INFPに発達障害が多いのはこの記事に書いた通り。
100%の発達障害でなくても、INFPの診断が出たということは、発達障害の傾向が少しあるのかもしれません。グレーゾーンに該当する方も居るでしょう。
INFPである張本人として私が思う、INFPが現代社会で生きづらい理由は以下の通り。
・1人が好き
・人に理解してもらえない趣味や世界にのめり込みやすい
・繊細、とにかく繊細で傷つきやすい
・あらゆる人のあらゆる一言が「かいしんのいちげき」
・臆病なくせに好奇心旺盛ですぐ環境を変えたくなってしまう
・理想を高く持ちすぎて現実とのギャップに落胆
・そのくせ飽きっぽい
・何事も考え込みすぎる
・気づいたら妄想している
・落ち込んだらとことん沈んで戻って来れなくなる
・天然、不思議ちゃんと思われるので頼りがいがない印象を持たれがち
・一般的な会社員の仕事(事務や営業)ができない
・間違いなく組織内で出世していくタイプではない
普通に生きているだけで精神がすり減っていくように感じる、それがINFPです。
傷つきやすく仕事も続かないため、実際の平均年収もMBTIの全タイプの中で1番低い。戦わねば生きていけぬこの競争社会で、攻撃力も防御力も低い。
運悪くESTJ上司に当たってしまったら最悪です。待っていたぜと言わんばかりにこき使われるし、とことんいじめられてしまうのがINFP。そこにESFJおばちゃんも居たら余計なお世話を焼かれてヒートアップ。耐えがたい環境。ちなみにこれは私の最初に勤めた職場です笑
今回はそんな何かと生きづらいINFPが、ほどほどにゆる〜く頑張りつつ、この現代社会をサバイバルする方法を考えてみます。

生きづらいINFPの生き方


① 1人でマイペースにできる働き方を見つける
「INFP 向いてる仕事」「INFP 適職」って、INFPの人なら1度はグーグル先生に聞いてみたことがあるのではないでしょうか・・・。
そして調べてみた結果、さらに悩むようになってしまったのではないでしょうか。なぜならINFPの適職として紹介されている仕事は、現実的でない仕事ばかりだから。「芸術家」「作家」「哲学者」「宗教家」などが出てくるのです。







いや、そんなさらっとおすすめされても、どうやってなればええねん!宗教家って、出家しろってことですか?
他にも、「カウンセラーやセラピストや占い師も向いています」と書いてあることもありました。
これは言い換えると、「あなたには会社員が向いてませんよ(^^)」と言うことですね。
なので究極の結論は、「1人でマイペースにできる働き方を見つけること」です。在宅ワーク、自営業、などですね。
なぜでしょうか。
INFPの仕事は人間関係次第
INFPの方なら薄々気づいていることだと思いますが、INFPは組織の中で働くのが向いていないのです。これが生きづらく感じる理由ナンバーワンではないかと思います。
組織がしんどいのは、周りの人間にメンタルを左右されてしまうからです。
INFPが仕事を続けられるか否かは人間関係次第なところがあります。少し給料が低かったり条件が悪くても、人間関係がかなり良好な職場であれば続けることはできると思います。
でも残念ながら、職場の人間関係は自分で選ぶことができません。良好にするための努力をしたところで、どうしたって合わない人は居ます。つまり運なのです。
運良く関係の良好な職場に恵まれても、その後どうなるかも運次第です。上司が異動で変わることもありますし、気の合う人が辞めて合わない人が入って来る可能性だってあるのです。
それなら周りの人間関係を選べない会社員より、1人でコツコツ打ち込めるような仕事を選ぶ方が精神衛生的に良いと思います。
自営業は自分で人間関係や環境を選べるため、INFP向きと言えます。「自分で仕事を回すなんて無理・・・」と思うかもしれませんが、それで生計を立てている人はたくさん居るのだから、努力すれば不可能なことではありません。
会社に入っては辞めて転職、を繰り返すぐらいなら、働き方そのものを根本的から見直してみると答えが見つかるかもしれません。
INFPは好きなことじゃないと続けられない
人間関係にメンタルを左右される上に、INFPは基本的に自分の好きな仕事じゃないと続けられません。
INFPは理想が高く、信念を大事にするからです。そして自分の本当の幸せについていつも自己探求しています。
つまりいくら給料が良くても条件が良くても、自分の信念に背くような仕事に就くと、INFPは自問自答するようになってしまいます。「本当にこれで良いのだろうか?」「自分の本当にやりたいことって何だろう?」と。
INFPが自分探しをしがちな理由はこのためです。安定のために好きでない仕事を選んでしまうと、自分探しの日々が始まってしまいます。
INFPのみなさん、考えてみて下さい。好きでもない仕事を定年まで20年、30年と続けられますか?
地獄だと思う人が多いでしょう。それなら最初から自分の好きなことを細々と続けていく方が、経済的にも長く安定すると思います。
INFPは一般的な仕事(事務や営業や接客)が苦手
世の中で広く募集している一般的な仕事と言うと、デスクワーク(事務)か営業か店員などの接客業がほとんどですよね。
残念ながらINFPは事務も営業も接客も苦手です。
物を売りつけたりクレーム対応ができないので、営業や接客が苦手なのは分かると思います。







ただし共感するのが得意なので、カウンセラーやセラピストは向いていますし、子供や老人や障害者など弱い人を相手にする仕事はかなり向いていると思います。
それでも怖いお客さんや怖い上司に1度でも当たってしまうと、一生引きずる勢いで落ち込むのもINFPです。
人と話さない事務は一見向いているように見えます。なっつんもそう思い最初に選んだ仕事は事務OLでした。
が、飛んだ誤算でした・・・。テキパキやる系の仕事はINFPに向いていません。お金の計算もミスばっかりでした。詳しくはこの記事に書いてます。
世の中に溢れるほとんどの仕事がダメとなると、向いている仕事がないじゃん!!となるわけです。
この事実に気づいて私も1度は人生ゲームオーバーになったように感じましたが、もがいている中で気づいたことがあります。
INFPにはクリエイティブな仕事が向いています。INFPの豊かな発想力やユーモアを、1人でコツコツとマイペースに、集中して形にできる仕事です。
INFPの方は子供の頃に絵を描くのが好きだったり、何か作るのが好きだったり、文章を書くのが得意で褒められた、という方が多いのではないでしょうか。
そう、INFPには子供の頃からそんな才能があったのです。大人になるにつれてやらなくなってしまう人が多いと思いますが、自分の才能に目を向けてみると仕事選びの問題はすんなり解決したりします。
具体的にはライター・デザイナー・イラストレーター・プログラマーなどでしょうか。この辺りであれば、クリエイティブな仕事ながら求人もたくさんあるので現実的に目指せます。気になる方はぜひこちらの記事も読んでみて下さい。
② 心の防衛術を身につける
続けられる仕事を確保すると同時に、傷つきやすい繊細な心を守る対策を学ぶことも大事です。
いくら1人でできる仕事を選んでも、生きていくなら対人関係は避けられませんから。当然傷つけられてしまうことはあります。
これは私自身も今戦っている問題です。心に関する本を何冊も読みましたし、カウンセリングも利用しました。
が、心を守るための理屈を覚えたところで、心の芯の部分は変えられないものです。傷つきやすさと感受性は子供の頃から変わっていません。
本を読んで良かったと思うのは、傷ついた後に立ち直るポジティブシンキングは上手になったかなと言うくらい。
1番の解決策は「苦手な人から距離を置く」「自分と合う人が居るコミュニティにだけ所属する」これに尽きます。自分の心を傷つけるような人が居たら、深く関わる前にさっさと逃げるのです。苦手な人と付き合っていくのはINFPには厳しいことだからです。







逃げるが勝ち!です
こちらはHSPの方向けに書いた記事ですが、繊細で傷つきやすいINFPの方にも該当すると思います。繊細さんにおすすめの本をまとめてます。
③ ミニマリストを目指す
INFPはMBTIの16のタイプの中で最も平均年収が低い・・・これは残念ながらデータが出てしまっている事実です。
もちろんINFPでも高収入の人は居ます。ハリーポッターの作者J・K・ローリングはINFPと言われていますし、日本一のブロガーのイケハヤさんもINFPです。







INFPで成功している人は物書きと芸術分野が多い
しかしそう言った人たちを除いた一般ピーポーのINFPは収入は低めなのが事実だと思います。他のMBTIタイプ、例えばESTJやENTJは出世しやすかったり競争に強いので、一般人レベルでも収入が高かったりするのですが。
それでもINFPに生まれた以上は生きていかなければなりません。
そんなINFPの方におすすめの考え方があります。それが「ミニマリスト」です。
ミニマリストの考え方に学ぶことで、物欲を減らして、物を持たなくても心豊かに生きられるようになります。
支出が減るだけでなく、不思議と物やお金にこだわるよりもストレスが減り、すっきりとした心で生きられるようになります。







見栄や欲から解放されると、競争社会から離脱できます。
見栄や欲は「人と比べてしまう」ことから出てきてしまうもの。
それを手放せば、INFPにとっては本当に生きやすくなります。
ミニマリストの考え方についてはまた別の記事で書こうと思います。とりあえず私がとっても勉強になった大原扁理さんの本を2冊ご紹介しておきます。
④ スピリチュアルに頼るのもありかも
INFPの長所として高い精神性を持っていることが挙げられます。
向いている仕事に「宗教家」「心理学者」「カウンセラー」などが出るのもそのためでしょう。
相手の表面だけでなく、心の本質を見て判断しますし、人の複雑な心を読み解くのが得意です。なので難しい精神論などもよく理解することができます。
つまりINFPはスピリチュアルや精神論、宗教にハマりやすいのです。
残念ながら無宗教の日本では、「何かを信じる」ことは浸透していません。スピリチュアルと言うと「ヤバい奴」と思われますし、自己啓発や精神論の本を読んでいると「意識が高い奴」と言われますし、宗教の敬虔な信者であっても敬遠されてしまいます。そういう人たちは、「洗脳」を恐れているのです。
でも彼らは気づかないうちに「洗脳」されています。例えば会社に洗脳されているからこそ、残業や休日出勤にも疑問を抱かず長時間働き続けることができますし、マスコミに洗脳されて、テレビの言うことはそのまま信じてしまいますよね。
信じるものが会社やメディアとなってしまうくらいなら、もっと高次元な精神論を信じて生きる方がいいのではないかと、私は思います。
だから宗教やスピリチュアルや精神論を信じることを、恥ずかしいと思わないでほしいのです。INFPには目に見えないそれらを深く理解できる才能が備わっているので、ぜひそれを生かすべきだと思います。
※ただし、こういったスピリチュアルや精神論を利用してお金儲けをしようとする悪い人もいます。ネットワークビジネスや悪質な宗教などが一例です。騙されないように気をつけて下さい。
生きづらいINFPでも幸せになれる


① 1人でマイペースにできる働き方を見つける
② 心の防衛術を身につける
③ ミニマリストを目指す
④ スピリチュアルに頼るのもありかも
以上、INFPが現代社会をサバイバルする方法でした。
確かにINFPは生きづらいけど、その分他のタイプにはない才能もたくさん持っています!
この記事が、INFPの人たちが幸せに生きるヒントになってくれたら嬉しいです!































INFPは発達障害だけでなく、HSP(人一倍繊細な人)にも多いと思います。
というかINFP=HSPなのでは?という説もあるくらい、共通点が多いです。