発達さんが自己肯定感を取り戻す5つのステップ【ASD/ADHD】



発達障害を持っていても幸せに生きていくためには、「自己肯定感」が必要不可欠だと思います。

自己肯定感=ありのままの自分を認め、受け入れ、尊重し、自分の全てを全肯定できること

自己肯定感をしっかりと持っていれば、自分に自信を持ち、物事をポジティブに考えることができるようになります。

自分だけでなく周りの人をも肯定的に受け入れることができるため、親切にすることができ、良好な関係を築きやすくなります。

落ち込むようなことがあっても立ち直ることができるし、メンタルを安定させながら働くためにも自己肯定感は欠かせません。

今回はどうやったら自己肯定感を手に入れることができるのか、考えていきましょう。

 

発達さんは自己肯定感を失いがち

発達障害を持っている方は、どうしても自己肯定感が低くなりがちです。

それもそのはず、対人関係を築くのが難しかったり、仕事が続かなかったり、どうしても「自分はダメな人間ではないか」と思うようになってしまいますから。

さらに発達障害者は社会の中での少数派ですから、周りに理解してもらうのが難しいのです。

発達障害児の割合は6.5%という統計もあります。もし親が気づいてあげることができなければ、訳もわからないまま1人で生きづらさと戦わなければならないのです。

私もそうでした。例えるなら他の子供たちはちゃんと前が見えているのに、自分だけ目隠しをされて、迷路の中をさまよっている感覚です。

なっつん

あるいは自分が言葉も分からない文化も全く違う外国の学校に入って、日本人は自分1人だけ・・・というシチュエーションを想像してもらうと分かりやすいでしょうか。発達障害児の苦労は、そんな感じです。

 

自己肯定感を持てないと、こうなります

では、自己肯定感を持てない発達障害の人はどのような状況に陥るのでしょうか?

自己肯定感が低いとこうなる

・自分のことが嫌い

・いつも自分を攻めてしまう

・何をしても幸福感が感じられない

・あらゆることをネガティブに考える。「どうせ〜」「でも〜」「〜できない」が口癖になる

・つらかった過去のことばかり考え、落ち込んでしまう

・うつ病、社会不安障害などにかかりやすくなる

・他人に嫉妬する、悪口を言ってしまう→孤立する

・他人が自分の悪口を言っているように感じる

・自分のことを愛してくれる人はいないと感じる

・その結果自暴自棄になり、ギャンブルや衝動買いなどの自暴自棄な行動や、反社会的行動に走ってしまう

このように、自己肯定感を持てずにいると全てが悪循環に陥ってしまいます。

何をしても自分に自信が持てず、幸せを感じられない状態なのです。

そしてそれは次々と悪い出来事を起こしてしまう心の状態とも言えます。他人に優しくできないことから対人関係が悪化したり、仕事にも影響します。

自分に自信が持てないと他の物や人に依存しやすくなるため、ギャンブル依存やアルコール依存、薬物依存、恋愛や他者への依存、セックス依存、などにも繋がりますし、変な宗教や悪い人にも簡単に騙されやすくなってしまいます。

なっつん

私の場合は自分の内面に自信がないのを隠すために美容に執着しすぎて醜形恐怖症になってしまいました。人からどう見られるか異常に気にしすぎて、ニキビ1つできただけで家の外に出られない・・・という時期がありました。

自己肯定感は自分の人生を良くするための土台なのです。その土台ができていないと、自分の精神状態はずっとグラグラと不安定になってしまうし、ガラガラと崩れてしまうこともあるのです。

 

自己肯定感を持つと発達障害でも幸せに生きられます

自己肯定感をきちんと持つことができれば、このようになります。

自己肯定感が高いとこうなる

・自分のことが好き

・自分で自分を褒めてあげられる

・何をしても幸福感を感じる。

・あらゆることをポジティブに考える。「何とかなる」「大丈夫」「やってみよう」が口癖になる

・幸せな未来を思い描き、希望に満ち溢れる

・落ち込むことがあっても立ち直れるし、反省して次に活かせる

・他人に親切にできる→友達が増える

・他人が自分を褒めてくれたり、優しく接してくれるようになる

・自分は愛されていると感じる

・その結果もっと自分を高めたいと思い、勉強したり資格を取ったり、新しい趣味を始めたり、前向きに色んなことに挑戦できる

世の中のポジティブな人、好きな仕事をしている人、友人が多い人、毎日が充実している人を見ていると、分かると思います。

彼らは自己肯定感を持てているから幸せを掴めているのです。

次々と幸せな出来事が空から降ってくるように起こる人と、何をしても上手くいかない人がいます。それは、自己肯定感を持てているかどうかの違いが大きいです。

「運が良い人」を分析してみると、「周りに助けてもらえる人」であることが分かります。

何事にもポジティブだったり、新しいことに挑戦したり、人に親切にできるから、どんどん人が寄って来て好意を受けられる。

もちろん失敗して落ち込むことはあるけど、落ち込んだ後は立ち直ってまた頑張ることができる。

自己肯定感をきちんと持つことができれば、人生は楽しく、イージーモードになっていくのです。

 

発達障害の人が自己肯定感を取り戻す5ステップ

それでは発達障害の人が失った自己肯定感を取り戻していくにはどうすれば良いのか、考えてみましょう。

 

① 自分が発達障害であることを知り、受け入れる

まずは自分自身の特性のことを良く理解することが大事です。

そのためにこのブログを役立てて頂けたら嬉しいですし、分かりやすく説明された本を1冊買っても良いと思います。一例ですが、こういった図解入りの本がおすすめです。

なっつん

こういう図解入りの本を1冊持っておくと、人に説明する時にも便利です。

自分で症状を説明するのは難しいですが(特にASDの人の場合説明が下手です)、コピーして渡せば一発で伝わりますし、後から読み返してもらうこともでいます。

私は職場の上司に自分の症状を説明する時に、こういった図解入りの本の中から抜粋して、コピーして渡しました。

中には「発達障害があるなんて認めたくない!」という方もいらっしゃると思いますが、診断を受けたならそれも自分の一部です。

自分の一部を否定するのではなく、ありのままを知って受け入れる、これが失った自己肯定感を取り戻すための第1ステップです。

難しい方は、カウンセリングの力を借りても良いでしょう。私もお悩み相談サービスをやっています。興味のある方はチェックしてみて下さい。

 

② 過去の傷を癒す

発達障害を診断された方は、きっと過去につらい経験をたくさんしてきたと思います。トラウマになっている方も、コンプレックスになっている方もたくさん居るでしょう。

次のステップは、そんな過去の嫌な記憶を受け入れて、癒してあげることです。

嫌な部分も含めてありのままの自分を受け入れることは、自分を癒すことでもあります。

発達さんの場合は、自分の過去にあった嫌な記憶を1つ1つ掘り下げていくと、「自分のせい」ではなく「発達障害のせい」であることが見えてくるはずです。

そう、自分は何も悪くなかったのです。発達障害があるゆえ、上手くできなかっただけだったのです。

だから自分自身を「ダメ人間だ」と責める必要は全くなかった、ということに気づけるかがポイントだと思います。

「よく頑張ったね」と自分をたくさん褒めてあげましょう。

嫌な記憶を発達障害と結びつけて理解し、そのまま受け入れてあげることが、癒しに繋がります。

「失敗は成功の母」とも言いますよね。大抵、良いことは悪いことの後にやってきます。

なっつん

ドラマや映画でも、最初から最後までずっと大成功している主人公の話なんてつまらないですよね?

人生には幸運と不運の波があります。今つらい思いをしていても、「この後必ず良いことが起こる」と信じることができれば、必ず運は上向きになります。

 

③ 発達障害者のコミュニティに入る

「自分だけじゃなかったんだ」と気づくことが、さらなる癒しに繋がります。

だから次は同じ症状を持っている人を見つけましょう。

私の場合は就労移行支援で友達を見つけたことで孤独感から解放されましたし、

親友に話したところ「私の父はASDだし、友達にもASDが居る」と友達を紹介してくれたりしました。お父さんに関しては発達障害に関する本を譲ってくれたし、仕事の相談に乗ってくれたりもしました。本当に感謝です。

あと、最近はTwitterも居場所の1つになっています。

いきなりそういった集まりに参加するのに抵抗があるという方は、匿名でできるTwitterもおすすめです。友達ができるし、有益な情報も得られるし、当事者会の告知も流れてきます。

私は最初愚痴をつぶやく用にアカウントを作ったのですが、その愚痴に「わかる!」と共感してくれる方が増えて、今では心の居場所の1つとなりました。

リアルでもネットでも、悩み事を共有できる人が居るのは本当にありがたいことです。理解してくれる人の存在は、自己肯定感を上げるために欠かせないものです。

なっつん

お気軽にフォローください(=^ェ^=)

 

④ 自己分析と内観

ある程度発達障害である自分を受け入れることができたら、今度は自分に何が向いているのか?自分はどういう時に幸せを感じて、どういう時に落ち込んだり怒ったりしてしまうのか?

分析していくことでさらに自己理解が深まります。

自己分析をする際におすすめなのが、各種性格診断ツールです。

このブログではMBTIを良く取り上げていますが、MBTIの他にエニアグラムBig5エゴグラムなどもおすすめです。

↓MBTIについての記事はこちら

「私って発達障害かも」と思っている方へ〜MBTIで自己診断してみる

2019年6月2日

複数の性格診断を受けてみると、どれも同じような診断結果が出るはずです。

性格診断ツールの良いところは、自分の性格を分かりやすく言語化してくれているところ。言わば自分の取扱説明書が手に入ります。

そして例えばINFPの結果が出たら、同じ性格型の人が書いた本やブログを読んでみるとより自己理解が深まります。

(例えばこのブログはINFPとINTPの中間にいる私が書いているので、INFPやINTPの方が読者に多いです。)

 

他にも、自分年表を作ってみるのもおすすめです。

幼少期、小学校〜高校、大学、社会人、と振り返って、褒められたこと・怒られたこと・得意なこと・苦手なことなど思い出して、書き出してみるのです。

特に自分は何をしている時が1番幸せだったか過去を振り返る中で見つけることができたら、それが答えです。

 

⑤ 情報発信してみる

①〜④まで時間がかかるかもしれませんが、ここまで出来たらかなり心の整理がついている状態だと思います。

発達障害のことも理解して受け入れられているし、過去の傷もある程度癒すことができていて、「苦労したのも含めて自分なんだ」と自分を肯定できている状態。

ここまで来ることができたら、人生をポジティブに考えることもできるようになってきたのではないでしょうか。

ここに「アウトプットする」ことを加えると、さらに自己肯定感を高めることができます。発信の方法は、TwitterでもブログでもYouTubeでも何でもいいと思います。自分の好きなツールを選んでやってみましょう。

「自分の表現で自分の心を人に伝える」ことの効果は絶大です。

自分の心の中にあったモヤモヤが言葉となって整理されるし、心の中もスッキリします。

(なのでSNSじゃなくても、ノートやスマホのメモ帳に書くだけでもストレス発散効果があるのです。)

そして発信することで同じ悩みを持っている人と繋がれたり、自分の言葉が誰かの助けになったりします。

なっつん

SNSは単純に楽しいです!ブログと一緒にSNSもやると良いことたくさんです。

 

発達障害でも幸せになるには、「自己肯定感」が必要不可欠

発達障害の人が自己肯定感を取り戻す5ステップ

① 自分が発達障害であることを知り、受け入れる

② 過去の傷を癒す

③ 発達障害者のコミュニティに入る

④ 自己分析と内観

⑤ 情報発信してみる

以上、発達障害の人が自己肯定感を取り戻す方法をまとめました。

自己肯定感を持つのは、幸せになるための土台を作ることです。

私の周りを見ても、障害をむしろバネにして前向きに活動されている方は、例外なくこの自己肯定感を持っている人たちです。

発達さんはどうしても「どうせ自分なんて・・・」というネガティブな思考に陥りやすいのですが、それを乗り越えて自分のことを好きになれるかが、まず乗り越えるべき課題だと思います。

そのためにこの記事が役に立ったらとても嬉しいです!



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