発達障害の診断は病院選びが命。病院によって診断はこんなに変わります

発達障害の診断は病院選びが命。



突然ですが、2年ほどお世話になった病院とお別れして、転院をすることにしました。

理由はこちらの記事。

発達障害で障害年金をもらうには

アスペが障害年金を申請してみることにした話【まずは社労士さんに相談】

2019年10月4日

障害年金のことで社労士さんに相談しに行ったら、「今通っている病院は評判があまり良くない、障害年金にも協力的でない」という事実を知ったのです。

確かに最近は適当に話して薬を出すだけの診療だったし、正確にADHDの検査をしたわけでもないのにコンサータを処方されていたり、診断名も曖昧なままでした。

そこで社労士さんにおすすめの病院を教えてもらい、転院することに。

結論、「 最初からここに来ていたらよかったのに!」と後悔したくらいの良い先生でした。

発達障害にかなりの知識があり、初対面にも関わらず私の性格や思考・得意なこと・苦手なことを、まるで以前から知っていたかのように見抜いてきました。

単なる治療方針だけでなく私の才能を活かした生き方なども考えてくれ、信頼できる先生だなと感じました。

私はここも含めて4件の心療内科を回ったのですが、正直、同じ発達障害なのに病院によって全く診断も対応も違いました。

目に見えない障害とは言え、先生によってこんなに分かる先生と分からない先生の差があるんだなと、今改めて思います。

だからこそこれだけは言いたいのですが、これを読んでいる方の中でこれから病院を受診してみようかなという方が居たら、最初の病院選びのリサーチだけは徹底的にやってほしいです。

最初に選んだ病院でその後の人生が変わってくるからです。最初に間違った病院選びをしてしまうと、その後の人生を何年も無駄にしてしまうことになりかねません。

 

発達障害に詳しい先生と詳しくない先生が居る。事前のリサーチが重要

一言で精神科医と言っても様々ですから、ある特定の分野に詳しい先生と、詳しくない先生が居ます。

骨折したら外科は外科でも美容外科ではなく整形外科に行きますよね。

それと同じことで、発達障害を診断してもらいたいなら、発達障害に詳しい先生を選ぶのがポイントになってきます。

「発達障害 病院 〇〇(自分の住んでいる街や都道府県)」で検索すると、発達障害の専門医が居る病院がいくつか見つかるのではないかと思います。

もしくは自分の住んでいる地域の当事者会などに参加して、情報収集してみるのも良いかもしれません。

ただし今はマスコミなどの影響で「発達障害バブル」と言われるくらい知名度が急上昇していますから、初診の予約が全然取れないのが現実です。

なっつんも、発達障害に詳しいと評判の病院を予約しようとしたことがあるのですが、まず「初診の受付は1日だけ、10時~12時に専用の電話ダイヤルでのみ受け付けています」と断られてしまいました。

その予約受付日の9時59分にスタンバイして、10時に切り替わった瞬間に発信ボタンを押しました。しかし、繋がりませんでした。その後も12時まで50回以上発信ボタンを押すも全く繋がらず。

なっつん

嵐のコンサートチケットか!ってぐらいの競争率

地方都市でこれですから、都内はもっとひどいようです。聞いた話では初診が1年半先まで待たされるとか。

明らかに発達障害の症状があって本当に困っているのに、予約が取れないために診断すらしてもらえないという人たちが今の日本中に溢れかえっているのではないか?と思います。

この点は何とか改善してほしいですよね・・・。

 

先生によってこんなに違う、発達障害の診断結果

ご参考までになっつんが今まで受診した4つの病院で、それぞれどんな診断結果を受けたか書いておきます。

【1件目の病院】

適応障害。社会に出たばかりの新入社員にはよくある5月病みたいなもの。仕事に慣れてきたら治る。と言われ、睡眠薬と緊張を和らげる薬を処方されて終わり。

【2件目の病院】

転職したばかりでストレスと疲労が溜まっているんだね。頭痛がよく起こるのもストレスが原因だね。となぜか頭痛薬を処方されるだけで終わり

【3件目の病院】

抑うつを診断され休職を言い渡される。

発達障害の検査を受け、親に子供の頃の様子を書いてもらったり、聞き取り調査があった。

その後、治療のために月から金までやっているデイケアに毎日通うよう言われるが、2週間ぐらいで嫌になってしまい行かなくなる。

うつ病が治ったのかどうかもうやむやなまま、先生と話して薬をもらって終わり、という治療が2年ほど続く。

【4件目の病院】

簡単な心理テストの結果と私の子供時代の特徴を照らし合わせて、「ADDの傾向が高い」「人前で話せないのや電話苦手なのは、ASDより社会不安障害の症状だと思う」と診断名の可能性を1つ1つ分かりやすく説明してくれた。

今後の治療方針だけでなく、私の特性に合ったベストな働き方、生活を改善していく方法まで一緒になって考えてくれた。

どうでしょう。病院によって全然違いますよね。

最初の2件、発達障害の「は」の字も出てきていません。

「新入社員によくある五月病」「転職したばかりでストレスたまってる」いや、そんなの医者じゃなくても自分でも分かるわ!という感じです、今思えば笑

 

このように診てもらう先生によって全く診断結果が変わってしまうのが心療内科の特徴だったりします。

4件目の先生は発達障害にかなり詳しい先生で、お話を聞いていてとても勉強になりました。

ただ病名を言って終わりではなく、その後の人生のことも踏まえた治療方針や、障害との付き合い方を一緒に考えてくれるのが素晴らしいなと思いました。

発達障害って、それ自体を治すことよりも発達障害と上手くお付き合いしながら働いていく方法を考えるのが1番大事だと思うので・・・

これまで自分なりに発達障害について研究してきましたが、ここに来て初めて良い先生に出会えたなという感じです。

もし初診でこの先生に出会えていたら、月日を無駄にすることなくもっと早い段階から発達の自分に合った人生設計を立て直せていたかも・・・と少し後悔してしまったのですが、過ぎたことを悔やんでも仕方ありません。

自分で調べて試行錯誤してきた経験は絶対に無駄にはならないですし、ここからまた新たなスタートを切って頑張っていこうと思います!

 

発達障害を正確に診断してほしいなら、自分の過去・困りごとなどを紙に印刷して持っていくのがおすすめ

病院を4件巡って得た教訓なのですが。

短い診療時間の中のお話だけでは、自分の今までの人生・発達障害としての困りごとを先生に正確に理解してもらうのは難しいです。

特にASD傾向の強い方は話すのが苦手ですから、本当に大事なことが口頭では伝わらないことがあります。

これが誤診に繋がってしまうのも発達障害診断の難しいところなのですが・・・

なので、初診の時は以下のような点をまとめて、紙に印刷して持っていくのがおすすめです。

  1. 自分の過去を振り返って(幼少期、小学校~大学、社会人になってから)
  2. 日常生活で困っていること
  3. 自分のここは発達障害じゃないかと思うところ、そのエピソード

これがあると初対面の先生や臨床心理士にも自分が何に困っているのか、どうしたいのかが全て伝わりますし、正確な診断を下したり治療方針を考える手掛かりにもなります。

これをやることで自分の心の中の整理にもなりますし、カウンセリングを受けた時の受け答えもスムーズに進みやすくなるのでおすすめです。

ASDが強い方は特にやってほしいです。(口では思っていることが伝わりにくいから)

 

発達障害の診断は先生との相性も重要

以上、なっつんがこれまで色々な病院をさまよってきて、ようやく自分の症状を理解してくれる良い先生に出会えたので、これまでのことをまとめてみました。

とは言え心療内科は心と心の対話ですから、1人1人合う先生と合わない先生が居ます。

なので私に合う先生が他の人にとっても良い先生とは限らないし、逆に私には効かなかった治療がぴったり当てはまって改善する人だって居るのです。

なので大事なことは、もし今の先生が自分に合っていないと感じたら、ズルズルと付き合わずにスパッと次に行ってみる!ということです。

恋愛と同じですね(笑) 合わない人と何年も一緒にいて時間を無駄にするくらいなら、もっと良い人を探しに行ったっていいのです。

心療内科はある意味、家族や親友以上に自分の心をさらけ出さなければならない場所ですから、そういった心の相性はすごく大事です。

自分の心を任せられる先生に出会うまで、何件でも色んな病院を回ってみて下さい。

 

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1 個のコメント

  • 良い記事ですね。1,2件目みたいな、不適切な診療でも彼らは金を受取り、恐らく払い戻しにも対応しないという点に苛立ちます。誤診が多く改善努力もない医者は淘汰されて欲しい。患者側の対応としては直ぐに転院して(彼らになるべく金を渡さない)、訴えられない程度にネット上のレビューで低評価を書き込む程度ですかね。

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