INFPたるもの、常に自分の心の奥の奥の奥底まで探求しているのではないでしょうか。
「自分の人生とは何か?」「どうしたら1番幸せなのか?」などなど、いつも考えては答えが出なくて、ため息ばかり出ていませんか?
その自己内省力こそが他の人には真似できないINFPの強みだったりするのですが、鬱々としやすい気質であることは間違いありません。
今回はそんなINFPの皆さんの曇りがちな心に光を差すような、おすすめの本を集めてきました。
この記事に辿り着いて下さったのも何かのご縁です。 INFPの人にとって生きるヒントになってくれればいいなと思います。
INFPの私がINFPの人におすすめする本
『仕事は楽しいかね?』
INFPが人生で1番か2番に悩むのって、「向いている仕事が見つからない」ことだと思うのですが、皆さんはどうでしょうか。
競争社会で消耗してしまうINFPは、営業や管理職としてバリバリ戦う企業戦士にはなれません。
かと言ってテキパキもしていないので、事務職も接客も苦手。
普通に生きていると「向いている仕事がないやん・・・」ということに気づきます。
適当に何らかの仕事をしていても、「これは本当に自分のやりたいことなのだろうか?」「私の天職は何なんだろう」と自問自答が始まるからです。
つまりINFPの人にとって、お金や生活のためだけのつまらない仕事を続けることは難しいのです。(だから生きづらいんですが)
逆に言えば、自分が心から打ち込めるような天職に出会うことができれば、INFPの心は満ち足りていきます。でもその天職を見つけるまでが長い旅。

そんな「天職迷子」のフェーズに居るINFPの方にぜひ読んでほしいのがこの本です。
小説のような語り口でありながら、哲学的で深い内容。
働くことについて、自分の天職について、ハッと気づかされる一冊です。
私も今は満足いく働き方を実現できていますが、ここに辿り着くまで、20代前半の時に読んだこの本が常にベースにありました。
『マーフィーの法則』
個人的にINFPは「引き寄せの法則」が好きな人が多いのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
「引き寄せの法則」が好きで共感できるという人なら、マーフィーは絶対に読んだ方がいいと思います。というかもうすでにご存知かもしれませんが。
「引き寄せの法則」はスピリチュアルだと思われがちですが、実際は脳の潜在意識を上手く活用する実践的な方法なのですよね。マーフィーを読めばよく分かります。
例えば「ダイエットをしたい」と思っている時って、テレビを見ていても街を歩いていても「ダイエット」の情報ばかり目につきませんか?
意識して努力しなくとも、自然と「ダイエット」について詳しくなっていますよね。
これは意識に刻まれたものに関する情報を脳が勝手に注目してくれて集めてくれるという、脳の働きによる効果です。
これを自由自在に操れるようにするテクニックが、「引き寄せの法則」です。
INFPは精神的な話を好みますし、目に見えないものを理解しやすいという長所があるので(大多数の人からしたらこれが不思議ちゃんに見えてしまう理由なのですがw)知っておいて損はない話だと思います。
※もちろん何でも夢が叶うという魔法のようなお話ではありません
『アルケミスト 夢を旅した少年』
これもすごく有名な本なので、知っている方も多いかもしれません。
1人の少年が「幸せとは?人生とは?」の答えを探して旅をする話です。
旅の中で、目に見えない大切なこと、人生の法則に気づいていくことになります。
↑ね、いかにもINFPの好きそうな本でしょ笑
『夢をかなえるゾウ』
『仕事は楽しいかね?』とセットで読んでほしいのですが、これもINFPの人生にとってヒントが散りばめられた本です。
INFPはどうしても普通のありふれた仕事を続けて出世していくのが難しいので、「自分の好きなこと」を大事にしていくことが、不安定なようで1番安定する道になるのでは、と思います。
どんな安定した会社に入れても、ストレスを感じ続けて地獄のような毎日を送ることになったり、すぐに辞めてしまっては意味がありません。
「自分の好きなこと」を大事にしながら生きるために、大事なことが書かれている本です。
「自分探しの旅」にどっぷりハマって出口が見えなくなったINFPの方は、ぜひお読み下さい。出口が見えてくるかもしれませんよ。
『嫌われる勇気』
INFPとアドラー心理学の相性は抜群。
アドラーさんとお友達になれば、うつ病になるINFPの人は減るのではないか?とまで思ってしまうぐらい、アドラーさんはINFPにとっての守護神です。
なぜかと言うと、INFPは人一倍繊細で共感力が高く、人間関係から受けるダメージは恐らくMBTIの全16タイプの中でもトップクラス。しかも弱々しく優しい印象なのでいじめられやすい。
この気質はHSPとも重なります。INFP=HSP説についてはこちらの記事にも書いているので、気になる方はどうぞ↓
もちろん共感力は素晴らしい才能なので全否定する必要はありません。
でも現代社会で生きていくためには、他人のメンタルに左右されずに生きる方法をINFPの人は習得した方がいいでしょう。
この本はベストセラーなので読んだことがある方も多いと思いますが、INFPの人にとっては人生の必読書と言ってもいいかもしれません。
『グサリとくる一言をはね返す心の護身術』
これも個人的にINFPにとっては人生の必読書だと思います。
INFPのストレスの最大要因は「他人からの批判」なので・・・
INFPの人が優しいのも、争いを避けるため。敵を作れば自分の心が壊れてしまうことが分かっているからでしょう。
でも常に争いを避けて生きられるかと言ったらそれは難しく、生きていれば、攻撃的な人や嫌なやつに必ず遭遇するものです。
普通なら反撃したり避けて通れるものを、繊細なINFPの人はモロに大ダメージを受けて傷跡もなかなか消えないので・・・
こういった「心の護身術」は一朝一夕に身につくものではありませんが、鍛えることは可能です。
大切な心を守るためにも、ぜひ手元に置いておきたい一冊です。
『ベスト・パートナーになるために』
INFPの人は非常にロマンチスト。
周りの人からの「愛」を感じた時、INFPの心は強い幸福感を感じます。
そのため人間関係、とりわけパートナーや家族との関係はINFPが幸せに生きる上で非常に大切なもの。
ここが満ち足りていれば、仕事が多少上手くいかなくても幸せに生きられるのがINFPです。
とは言っても元から共感力も高く自然と優しくできるINFPの人は、人から愛されやすいので、深い人間関係を築くのは得意分野です。
わざわざ本を読むまでもないかもしれませんが、幸せなパートナーシップについて知りたい方におすすめの一冊です。
『レ・ミゼラブル』
時代がかなり遡りましたが、みなさんご存知の名作。
これを観るたび、喉が乾いた時に水をぐびっと飲み干した時のような感じというか、感受性が潤うような気持ちになります。
INFPは表面的なお笑いやゴシップよりも、人間の本質を突くようなストーリーに心打たれるのではないかと思うのですが、どうでしょう。
こういう、1度人生落っこちてしまった人が恩人に出会い、人生の大切なことに目覚め、善人になっていき人生を全うする話って、INFPの心を揺さぶりそして涙腺を破壊します・・・
原作がかなり長いのと、音楽がめちゃくちゃ良いので映画がおすすめです。
読書はINFPにとっての武装

以上、INFPの人におすすめの本を何冊かご紹介させて頂きました。
自己主張が苦手なINFPですから、その思慮深さや共感力、精神性などの優れた長所に気づいてもらうのは難しいのかもしれません。
競争社会でボコボコにされてドロップアウトしてしまう人も多い気がします。
しかしINFPは本を読み知識を取り入れることで、精神性がどんどん磨かれていきます。
つまり読書はINFPにとっての武装となり、読めば読むほど強くなるのです。
この記事を読んでくれたINFPの皆さんに幸運が訪れますように。














INFPの人が「自分探しの旅」とか「自己啓発セミナー」「スピリチュアル」にハマりがちなのもこれが原因ではないでしょうか。
そもそもMBTIにハマってこういう記事を読む時点で実は少数派。
MBTIが好きなのはINFPやINTP、INFJ、ENFPがあたり多いんじゃないかなと思います