なっつんです。
皆さんは英語、お好きですか?それとも嫌いですか?
以下の記事でも書いている通り、私は語学が好きな方です。
中1の時に初めてアルファベットに触れてから、「これだ!!」と脳が目覚める感覚があり、それ以来10年以上コツコツと続けています。
そして大学4年生の時にTOEIC900点を超えることができ、ちょくちょく英語の先生や通訳ガイドのバイトにお声がかかるようになりました。

現在も翻訳のお仕事をちょくちょくもらっています
でも、「海外で働きたい」とか「グローバルな人材になりたい」など意識が高い夢があったから努力していたわけではありません。
ただ単に単語や文法を頭にストックしていって文章を組み立てるのが楽しいという、日本の英語学習者の中ではレアな(変態チックな)理由で10年も続けていました。
そして海外旅行が好きなのも、ADHDの好奇心を手っ取り早く五感で満たしてくれるから定期的に行きたくなるのが原因だと分析しています。
しかし周りの発達さんを見ていても思うのですが、アスペの方は英語が得意な方が多い気がします(特に女性)。
結論を先に言うと、発達障害の中でも言語性優位かつASDの方は語学が向いています。言語の理解が得意であり、ASDは長期記憶に優れるからです。こだわりの強さもあるので、ハマれば何年でも続けられるのも原因の1つです。







言語性優位のASDの方は、こんな特徴があるのではないでしょうか?
・得意科目は国語や英語だった
・横文字をやたらと暗記できる
・子供の頃から文章を書くのが好きで、作文を褒められた
・ライターやブロガー、物を書く活動をしている
今回はアスぺが外国語を勉強するメリットについて書いていこうと思います。
アスペが英語などの外国語を勉強するメリット


日本語でのコミュニケーションも取れるようになった
アスペの私は、子供の頃はコミュニケーションが壊滅的で人との会話が成り立たたず、クラスの友達から「人形」「何か喋ってよ!」「何考えてるかわからない」と言われていました。
この記事に書いた通り。喋らないと言うより、喋り方がわからなかったのです。
頑張ってコミュニケーションを取ろうとするとカタコトでちぐはぐなので、初対面の人から「外国人」「帰国子女」「どこから来たの?」と言われてしまいました。
しかし不思議なことに、英語を口に出して話せるようになってから、日本語での会話も普通にできるようになりました。







「クララが立った!」時の衝撃と同じくらい、
「なっつんが喋った!」のは本当にすごい変化だったのです。
外国語学習がアスペルガー(ASD)を改善するのか、科学的な根拠は全く分かりません。
ですが、理由は2つあるかなと考えています。
1つ目は語学=コミュニケーションを体系的に学んだことで、コミュニケーションを論理的な枠組みで考えられるようになったこと。
つまり「こう言われたらこう返せばいいのだ」と学べたこと。
外国からやって来て一人だけコミュニケーションの取り方分からなくておどおどしてる留学生みたいなものなんだよな・・・自閉症の子供は。母国語でも、外国語を覚えるみたいに1からコミュニケーションの取り方学ばないと喋れないのです。
— なっつん@発達障害&HSP (@nattsu_326) June 19, 2019
ASDの子供は、まさしくこんな感じです。
異国の学校に来てしまった留学生みたいな心境に近いのですが、英語を話す練習自体が、コミュニケーションのアウトプットを特訓する場にもなりました。
2つ目は、外国人の友達ができたことで「違う」ことを当たり前に受け入れられるようになったためかな、と思っています。
留学をするまでは1度も日本を出たことがなく、「違う」自分をひたすらに恥じていました。
ですが発達障害のことは知らなかったので、「みんなと何かが違う」自分が嫌いで、生きづらくて、苦しくてたまりませんでした。







日本は「みんなと一緒」であることが大事なので、例えば1人だけ変な格好をして歩くのは勇気がいること。指を指されて「変」と言われてしまう。
そんな中で、生まれつき「みんなと違う」発達障害者がどれだけ生きづらいかは、本人にしか理解できません(^^;
でも思い切って日本の外に出てみたことで、「違ってもいいんだ」と受け入れられるようになったのかな、と思っています。
つまり自尊心を持てるようになったのではないかと。
日本は単一民族国家ですから、「みんな同じ」が当たり前。
でも外国ではたくさんの国籍や人種や考え方を持った人がいて、「みんな違う」が当たり前。
それを身をもって知れただけでも、自分という存在への受け止め方が大きく変わりました。
外国人は変人扱いしてこない(と言うか気づかない)
同じ日本人同士なら、発達障害者と接した時に「あいつ何か変だな」とわかります。
なっつんも散々「変な人」と言われてきたし、20代後半に入った今でも言われます。
しかし外国人にとっては、発達障害者であっても見分けがつかないと思います。文化が違うから変なのか、発達障害だから変なのか分かりづらいからです。
また同じ日本人同士であれば、アスペの変な喋り方が気になってしまうかも知れません。でも言語が違う者同士で話せば、言葉が出てこないのもおかしいのも「外国語を喋ってるから」と許容されてしまいます。
つまり、「文化や言語が違うから」という理由で発達障害の特徴もすんなり受け入れられてしまう。
これはなっつんにとっては大変居心地が良いことでした。
仕事の幅が広がる
英語ができるようになると、仕事の幅が大きく広がります。
外資系企業も視野に入るし、英語を教える仕事もできる。
アスペは人前で話すのが苦手ですが、翻訳は非常に向いていると思います。
なっつん自身もアスペ(特に言語性優位の人)に向いている仕事の1つだと感じました。
↓詳しくはこちらの記事にまとめてあるので、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
海外で働くこともできる
こちらの記事にも書きましたが、どうしても日本で生きづらいのなら、海外で働く道を考えてみるのも発達障害の人生の選択肢の1つなのではないかと思います。
もちろん、そのためには英語が必須。
トヨタ社長が「終身雇用は終わった」と言い出したと思ったら今度は「2000万貯めろ」といきなり言われたり、絶望している方も少なくないと思います。
それで「海外逃亡しろ!」と言うブロガーさんも多いですが、私はそうは言いません。私も日本が大好きですから。
でも、「いつでも海外に逃げられるんだ」というメンタリティを持って生きることには賛成です。
この国で100歳まで生き延びる方法をひたすら考えながら生きていたら、病んでしまいますよね。
でも海外に住むことが視野に入る状態だと、選択肢が広がります。
精神的に余裕ができます。
アスぺの脳は語学に向いている!


冒頭でも書きましたが、アスペ(ASD、自閉症)に関する記事を読んでいると、「アスペルガーは語学が得意」という記述を目にすることが多いです。例えばこの記事。
アスペルガー症候群の人は機械的記憶力が優れていることが多いので、語学や歴史、地理、コンピューターなど反復練習が効果をあげる科目で優れた成績をとることがあります。学校などで友人や教師の名前、誕生日、クラスの配置や教室の広さなど細かく覚えていることがあります。沢山の情報を集めることでなんとか予想外の事態を避けようとしているのかもしれません。友人の名前や誕生日を覚えているからといって対人的関心が強いとは限りません。ある幼稚園児はクラスの友人の名前と誕生日、星座などをすべて暗記して、欠席や遅刻などについてもいちいち教師に報告していましたが、誰とも遊ぼうとはしませんでした。友人に付随する事実(情報)に関心があったので、遊び相手としての友人にはほとんど無関心でした。
この文章にうんうんと頷いてしまいました。
特に機械的記憶力が優れている。これはアスぺ当事者のなっつんも子供の頃からよく感じてきたことです。
私は、教科書に書いてあることをそっくりそのまま頭にコピーするのが得意でした。
テストの前日に教科書を繰り返し目に焼きつけたら、次の日は頭の中から教科書の情報をそのまま引っ張り出してくることができました。(でも興味のあることはすぐ忘れてしまう)
そのため単純な暗記作業がベースになる語学が苦にならなかったのかもしれません。







電話を取ったりとか、普通の人がすんなりできることはできないのに、単純作業の継続はできる。アスペあるあるです。
自分の「優位性」を知るのが大事


以上、アスぺが英語を勉強するメリットと、アスペの脳が語学に向いている理由をまとめさせて頂きました。
とは言え、「アスペ」と一括りに言ってももちろん個人差があります。
例えばなっつんは語学や文章を書くのは好きで得意ですが、数字やスポーツや音楽にはめっきり弱いです。







数学と体育と音楽は思い出すだけで身震いがする、3大黒歴史です。
しかし同じアスペでも、数字に強かったり音楽のセンスはあるけど英語が苦手、という人もいます。
発達障害の中にも「視覚優位」「聴覚優位」など、それぞれ得意な感覚があるのです。2つ以上を持っている方もいます。
国語や英語などの言葉を操る科目が好きで得意だったという人は、「言語優位」の発達障害の可能性が高いです。
一般的に発達障害者は、できることとできないことがはっきりしています。
なので自分の得意な感覚は何なのか、自己分析して見極めてみることが大事です!
自分の得意な感覚を客観的に知るツールがあるので、また今度記事にまとめますね。


























すごく共感しました。興味深かったです。
こんな感じですよね。https://www.youtube.com/watch?v=JYGJkTRvHuY&list=PLKXngCLiFHmTboiFAnQQf8jfosz-3SIX6&index=2&t=0s
同性として女の人の群れの中で過ごしてきた時間が多かったからそう感じるんだと思います。
実際のアスペは「男やる」のも苦手な人が多いと思う。
“男性像みたいに振る舞えない”を男性脳って呼ぶんだとしたらそうなのかもしれないですけど。
どうせそうなら、「無性脳」のほうがわかりやすくないですか?と思ったりします