不器用で運動音痴?発達性協調運動障害(OCD)についてアスペの私が思うこと。



なっつんです。

先日、Twitterで流れてきた発達性強調運動障害(OCD)についての記事を読み、「これは私のことだ!!」と激しく共感してしまいました。

発達性強調運動障害(OCD)とは

「靴ひもがうまく結べない」「つまずくものがないのに、よく転ぶ」など、人並み外れて不器用な子ども、極端に運動の苦手な子どもが小学校のクラスに数人はいます。これまでは、過保護な育て方や運動不足、練習不足が原因だと思われたり、理由がわからないまま対応に苦慮されたりしていましたが、実は、このような子どもたちは、発達障害のひとつである「発達性協調運動障害(DCD =Developmental Coordination Disorder)」である可能性が知られるようになりました。

参照:極端に不器用な子どもは発達障害の可能性も!? 発達性協調運動障害とは(NHKハートネット)

 

不器用、運動音痴、つまづくものがないのによく転ぶ・・・。

まさしく私のことです。

さらに調べてみると、発達障害の人は定型発達の人よりも発達性強調運動障害を持つ確率が高いという記述も。

しかしADHD優位の方には運動神経の良い方が多い印象です(根拠はありません)。どちらかと言うと、私のようなASD(アスぺ)優位の方には運動が苦手な方が多いのではないでしょうか?

ADHD、学習障害、アスペルガー症候群を含む自閉スペクトラム症との併発が非常に多いため、なんらかの共通する遺伝的要因があるのではないかと言われています。また、上記のような障害のある子どもは定型発達の子どもより、発達性協調運動障害を発症する可能性が高いと言われています。

発達性協調運動障害とは?ただ不器用なだけではない?症状、困りごと、相談先、家庭での対応まとめ(LITALICO発達ナビ)

 

今回は、発達障害(自閉症とADHD)を持ち、運動音痴と長年お付き合いしてきた私が、実体験を元に発達性協調運動障害について考えてみます。

 

発達性協調運動障害(OCD)の特徴その1:頭で考えながら同時に体を動かせない

発達障害の特徴として頭で考えながら同時に体を動かせないと言うのを本や記事で読んだのですが、それはどうも発達性協調運動障害で説明できそうな気がします。

以下はなっつんが頑張ったけどどうしてもできなかったことをまとめました。

なっつんが苦手なこと

・運動全般

・車の運転(運転しないようにしている。人を殺めないためにも。)

・複数の料理を同時に作る(「シチューを作る」「ハンバーグを作る」など一品に集中すれば作れるものの、和食のように何品もの料理を同時進行で作ることが上手くできない)

・楽器演奏(右手と左手で違う動きができない)

・歌うこと(思ったような音程が出せない)

・踊る(?????(´・ω・`))

・即興スピーチ

・電話の伝言を取る(耳で聞いていても正しく書けず殴り書きになる、覚えていることができない)

・耳で聞いたことを即座に理解する(聞き返してしまうことが多い)

なっつんがどれほど運動音痴かと言うと、ドッジボールは避けたつもりなのになぜかボールの方に自ら当たりに行っていたり、テニスやバレーはそもそもサーブが当たらないので試合が始まらず、運良く当たっても1ラリーしか続かないので試合にならず、跳び箱は飛び越えるためではなく上に乗るためにあり、泳ごうにも息継ぎができないので浮き輪でぷかぷか浮かぶことしかできず、身長167cmだからバスケのジャンプボールを強制的にやらされるものの150cmの子になぜかボールを取られるという語り出すとネタの宝箱でございます。

特に平衡感覚が劣っているようで、自転車に乗るのも他の子より遅かったり、冒頭の記事の引用にもある通り、何もないところで良くよろけたり転んだりしました。

特に恐怖なのはダンス

アスぺの方はダンスというものに、もはやどこから何をどうしたら良いのか分からない方が多いのではないでしょうか。

リズムに乗ってフィーリングのままに踊るなんてアスぺには未知の領域です。

なっつん

ダンスの授業が始まる前に義務教育を逃げ切れてよかった・・・

他にも電話応対ができないはよく聞く発達障害の特徴ですが、なぜできないかと言うと、これも耳で聞いて頭で理解しながら同時に体を動かせないからです。だからなっつんもメモ書きがぐちゃぐちゃになってしまいます。

これは私の実感ですが、ある行動を取るためには1度頭で深く考えて処理を終えてからでないと、体を上手く動かせないのです。考えることなしに体を反射神経で動かすような作業はほぼ失敗してしまいます。

 

発達性協調運動障害(OCD)の特徴その2:「のんびりさん」「とろい」「マイペース」と言われる

そのため、こんなことをよく言われてしまいます。

私の知っている発達障害の知り合いもこんな印象なので、対外的にはこのような印象を与えるのだと思います。

頭で考えてからでないと行動できないため、どうしてもテキパキしていない、とろいと思われてしまうし、特に自閉症の方は周囲の空気より自分のペースを優先させてしまうため「マイペース」「空気が読めない」と言われてしまうのです。

これは人によっては悪印象なようで、私もせっかちさんには「イライラする」と言われて嫌われがちです(^^;

とは言え競争の激しくない職場などでは、「癒される」と好評価を受けることがあります。

自分の発達障害の特性をマイナスに考えず、「自分って癒し系ポジションなんだ〜」とプラスの面を見るようにすると大変生きやすくなるのではないでしょうか。

私は「マイペース」を褒め言葉だと思ってます。だって猫もマイペースですから。

なっつん

どんな性格だろうと、万人に好かれることは不可能。

自分のことを好きになる人と嫌いになる人はどちらも必ず居ます。

なので「みんなに好かれるような性格」を演じる必要はないし、自分を変えようとする必要はありません。

そのままの自分を好きになってくれる人が必ず居るからです。

 

発達性協調運動障害(OCD)にトラウマを植え付けるのは、「体育の授業」

これ、発達性協調運動障害の子供のためにも何とかならないのかなと良く思うのですが・・・

体育の授業にトラウマを持っている方も少なくないのではないでしょうか。

私もその1人です。

体育の授業は運動音痴の見せしめの場だからです。

勉強ができなくても、テストの点数は隠せばいいだけですが、運動音痴は隠すことができず晒すしかありません。

しかも体育のテストは1人ずつ行うため、どうしても目立ってしまうのです。

ステージの上で1人だけ変なダンスを踊って笑われているような、そんな感覚に毎回襲われ、体育の前日にお腹が痛くなることが何度もありました。

これが男の子の場合はもっともっと苦痛を受けるのではないか?と思います。

思い出して見て下さい。「運動ができる男子」はクラスのヒーローだったり、ボス的存在だったのではないでしょうか?勉強ができなかったとしても発言権は大きかったですよね?

それに対し「運動ができない男子」はクラス内での位置付けが低かったのではないでしょうか。

このように体育の授業での活躍は、スクールカーストにも響いてしまいがちです。

得意・不得意はそれぞれなのに、発達性協調運動障害を持っていることで体育の授業で恥をかき、自尊心が失われてしまうのは問題なのではないかと思います。

発達性協調運動障害におすすめの運動は、ウォーキングとヨガ

発達性協調運動障害は体育の授業にしばらく悩まされることと思いますが、それは学生で終わります。

数年で解放されるのは良いのですが、問題は体育の授業での苦痛の記憶から、発達性協調運動障害の方は「運動」自体にトラウマを抱えてしまうことがあるのではないか、という点です。

とは言え全く運動しないと言うのも良くありません。

そんな時におすすめなのがウォーキングとヨガです。どちらもマイペースに自分1人でできる運動で、運動音痴が目立つことがないので、発達障害の方にも向いていると思います。

 

運動や電話や運転や料理が苦手でも生きていける時代。発達性協調運動障害(OCD)でも大丈夫!

恐らく発達性協調運動障害であるなっつんが運動の他に上手くできないことの代表が、「電話応対」「車の運転」「何品もの料理を同時進行で作る」ことです。

これは場合によってはマイナスになるかもしれません。

電話応対の多い仕事の方には大問題ですし、田舎に住んでいる方は車が運転できないと不便ですし、料理を作るのが苦手なことは、女性の私にとっては特に自分に自信を無くしてしまうことでした。

しかしポジティブに考えてみると、今の時代に生きているからこそどれも解決できるのです。

・電話応対→ 社内でもメールやチャットツールでのコミュニケーションが普通になったため、重要な内容はメールでやり取りすることで電話応対を回避できる

・車の運転→ 交通網が発展し、安い移動手段もどんどん増えてきている。都会に住めば運転する必要性がない。そして嬉しいことに、自動運転の時代も近づいている。

・料理→ 外食も発展しているし、売っているお惣菜や料理の素などを上手く使えば作業を簡略化できる。自動料理マシンも開発されているとか?

↑こう考えると、時代の進化が発達性協調運動障害の人を救ってくれている、と思いませんか?

令和にはもっともっと変わっていくと思います!

 

ちなみに男性だと「車が運転できない男はありえない」と言われたり、女性だと「料理を作れるのがいい女」という未だ残るジェンダーの圧力に苦しむかもしれません。

が、そもそもそのような古い価値観を生きている人は昭和で時が止まっているので、付き合わなければ良いのです。世の中には運転好きな女性も、料理が好きな男性もたくさん居ます。

 

どんな人でも得意なことと、苦手なことがあります。

他の人からすれば「この人はこれが苦手なんだな」と感じるだけ。

「障害」と重く捉えすぎずに、自分の得意なところに目を向けて、ポジティブに生きた方が絶対に良いと思います!

 

以上、驚異の運動音痴のなっつんが発達性協調運動障害についてまとめさせて頂きました。



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