発達障害の子どもたち ほぼ半数に睡眠の悩み という記事を読み、震えるくらい共感してしまったので今回は「発達障害と睡眠」について書いてみます。
この記事のタイトル通り、発達障害を持つ子供のほぼ半数が睡眠に関する悩みを持っていると言われています。

私の周りの発達障害を診断されている方も、睡眠に関する悩みを持っている方が非常に多い印象です。
特に「日中眠くなる」という悩みをよく聞きます。
「ご飯を食べた後眠くなる」「授業中や会議中に居眠りしてしまう」「眠すぎて仕事どころではない」などなど。
なっつんもこの「日中眠くなる現象」には昔から悩まされてきました。
場所や時間に関係なく急に眠気が襲ってくるため、いつもこんな感じでした。
- 先生の話を聞いていると眠くなり、授業中はほぼ寝ていた(特に朝~15時ぐらいまで)
- 仕事中、会議中でも関係なくうとうとしてしまう
- カフェインや栄養ドリンク、ツボ押し、換気、あらゆる眠気覚まし法を試しても効かない
- 特に乗り物の揺れで眠くなりやすく、飛行機やバスは90%爆睡してしまう(2時間ぐらいのフライトだったら離陸する前に寝てしまい、気づいたら着陸している=空を飛んでいたことを覚えていないことも。)
- 眠りが深く、目覚まし時計の音で起きないことも
「分かる」という方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はこの発達さん特有の「日中の眠気」について、原因や対処法など考えてみます。
なぜ発達障害の人は日中眠くなってしまうのか?


疲れやすい
発達さんは体の使い方が下手だったり、感覚過敏のため日常生活の中の刺激を受け取りすぎてしまったり、精神的にも消耗しやすかったりと、普通の人よりも疲れやすい傾向があります。
その疲労感ゆえに、普通よりも長い睡眠時間が必要になるということです。
寝ても寝ても眠いと言うのは、体や脳が「もっと休みたい」とSOSを出しているサインです。
疲労が溜まっているのが原因で日中眠くなるという方は、単純に睡眠時間を長くすれば解決するでしょう。
ツイートを見ていると「休みの日は気づいたら夕方まで寝ていた」という方を見かけるのですが、それだけ疲れが蓄積しているということですね。








なっつんも休みの日は際限なく寝てしまいます・・・
夜型になりやすい
この記事でも書いていますが、発達障害の人、特にADHDが入っている人はどうしても夜型になる傾向があると思います。
それは先延ばし傾向があるからです。勉強や家事など、やらなければならないことがあると別の関係ないことを始めてしまうため、どんどん後回しになってしまうのです。
強い衝動性ゆえに、特にネットサーフィンやSNSなどをやり始めると止まらなくなってしまいます。
それゆえ「シャワーに入ること」「寝ること」などを後回しにしてしまい、夜中にずれ込みがちです。
必然的に夜型の生活になってしまいます。
生活リズムが夜型になると、午前中は体が重だるく、日中はうとうとして、夜にかけて元気になっていきますよね。
色々なことを考えすぎてしまい、入眠障害になることも
内向的な人、繊細で神経質なHSP傾向のある人は、色々なことを考えて思い悩んでしまいます。
夜寝ようとしても色々なことを考えてしまいリラックスできなかったり、何時間も寝つけないということがある方も多いのではないでしょうか?
日中寝たくない時に眠くなってしまい、夜寝たい時に眠れないという、悪循環に陥ってしまいがちです。
発達障害の方は睡眠リズムを整えることが上手にできないため、睡眠導入剤などを処方されている方も多いです。
なっつんも寝ようと意気込むとなかなか入眠できない子供だったので、睡眠導入剤を飲み続けています。








昼夜逆転生活になってしまったこともよくあります。
睡眠薬にあまり依存したくないけど、自分の意志で睡眠をコントロールできないのです。
コンサータを飲み始めてから眠気がスッキリなくなった!


そんなこんなで、なっつんも睡眠について悩みを抱えていた発達障害の1人です。
特に日中の眠気に関しては、本当に本当に困っていました・・・。
学校の授業は寝ていても自習で何とか乗り越えられましたが、問題は社会人になってからです。
眠すぎて全く仕事が手につかなかったり、うたた寝していたらマナー違反で失礼だという場面でも関係なくうとうとしてしまうのです。
しかも自分では眠気をコントロールできないため、どうすることもできませんでした。








夜早く寝ればいいのだけど、どうしても先延ばしをしてしまうから「早く布団に入る」ということができませんでした。
しかし今はこの悩みからすっかり解放されました。
コンサータを処方されるようになってからです。
コンサータは神経機能を活性化するお薬で、ADHDの症状を緩和するために使われます。
詳しくはこちらの記事にまとめてあります。
このコンサータが私の脳みそにはぴったりと一致していたようです。
仕事の集中力が増して「仕事ができる人」と評価されるようになったし、日中眠くなることも嘘のようになくなりました。
今のところ副作用も全くありません。








体に起こった変化と言えば、コンサータを飲んでから体重が減ったぐらい
こんなことならもっと早くコンサータに出会っていれば人生は変わっていたのかもしれない・・・と何度も思いましたが、過ぎたことを悔やんでいては仕方ありません。
コンサータを服用する前に悩んでいた期間があったからこそ、効果を実感できたと言うのもあります。
コンサータが合わない人も居る
このように私がコンサータ激推しのため、クスリ大好きな人みたいになっちゃってますが、もちろん薬なので個人差があります。
合わない人には本当に合わず、ひどい副作用に悩まされる方もいるようです。
めまいがする、頭痛がする、動悸息切れがするなどなど・・・
8月に当事者会を開いた時は、「心臓が痛くなる」という方もいらっしゃいました。
なので少しでも体がおかしいと感じたら先生に相談しましょう。
コンサータの他にもストラテラ、インチュニブなど同様の薬がいくつかあります。
コンサータが合わなかったとしてもこちらが合うケースも多いし、その逆のパターンもあります。
依存症を防ぐために、休薬日を作る
コンサータは言わば合法の覚せい剤なので、依存症が心配になる時があります。
依存症対策として、私は週に2〜3日の休薬日を作るようにしています。
毎日飲んでいては「コンサータがない状態」に戻るのが怖くなってしまいそうだからです。
今は薬の力を借りて仕事をしていますが、いずれは断薬して生活したいという目標もあります。
なのでどっぷり浸かり過ぎないようにあえて毎日飲まないようにしています。
ですがこれも個人差があるため、毎日飲んだ方がいい人もいます。
これも自己判断せず、先生に相談して決めましょう。
授業中や仕事中に眠くなった時の対処法
たまにコンサータを飲んでいても眠気が襲ってくる日があります。
コンサータでも勝てないぐらいの疲れが溜まっている時だと思いますが・・・
その時はこの順番で試しています。すごく基本的なことですが一応まとめておきます。
- カフェインを摂る
- 眠気覚ましのツボをぐりぐり押す(手の親指と人差し指の付け根の交わるところ、『合谷』と言うツボ)
- ストレッチをする
- 空気を入れ替える
- グレープフルーツなど柑橘系のアロマを使う(眠気覚ましに効果あり)
- 5分ぐらい席を外して歩き回る(外の空気を吸うと効果あり)
- それでも眠かったら15分だけ仮眠する
大抵は6までいくと目がスッキリ覚めますが、どうしてもダメな日は諦めて昼寝をするのが1番です。
「ショートスリーパー」の考え方を知っておくと、睡眠不足の罪悪感が減る
いくらたっぷりと対策しようが、睡眠導入剤を使おうが、どうしても睡眠不足になってしまう日があるのが発達障害の悲しい性です・・・。








ドラマとかゲームにハマると朝までやっちゃうタイプ
ですが睡眠不足をストレスに感じてしまうのは、精神的な思い込みが1番大きいことをご存知でしょうか?
なんとなーく「1日7時間寝なきゃいけない」と言うような固定観念があるため、5時間しか寝れなかった日には自分を責めてしまったり、3時間睡眠の日は無条件に体調が悪く感じてしまったりしますよね。
実は睡眠時間と健康の関係には医学的根拠がないという説がいくつか出ています。
確かに世の中にはショートスリーパーの人もたくさん居ますね。
ナポレオンは3時間睡眠だし、ADHDと言われるダヴィンチの睡眠時間は1時間以下だったと言われています。
現代だと、明石家さんまは2〜3時間睡眠だし、橋本環奈も3時間睡眠。あんなに可愛いのに!
お肌のゴールデンタイムとかよく言われますが、睡眠と美容にも大した関係がないと説かれている本も。
こちらの本など読んでいると、短時間睡眠が体に悪くないことは確かに根拠があります。








ですがあまりに世の中の一般論に反する過激な理論なので、これを読んで信じるかどうかは自分次第。
何が言いたいかと言うと、どうしても睡眠不足になりがちな発達障害の方がショートスリーパーの本を読んでおくのは、精神的安定剤になるのではないかと言うこと。
寝ることは気持ちいいですから、長時間寝るのはもちろん良いことです。
でもこういった本を読んで睡眠不足への罪悪感を減らしておくと、発達さんがやりがちな「朝まで起きていてしまった!」をやってしまった時のストレスがかなり軽減できるのではないかと思います。
発達障害と睡眠の向き合い方


発達障害の子供の50%が睡眠に悩んでいると言うことは、大人はそれ以上に悩んでいるかもしれません。
睡眠は毎日必ずすることですし、メンタルの安定にも深く関わってきます。
1度睡眠との向き合い方を考え直す時間を取ってみると良いかもしれません。



























記事の中の「興味がないことをやろうとすると突然訪れる強い眠気」
わかりすぎてつらい・・・