私が生きていて最もストレスを感じるシチュエーションの1つが、「マウンティング」です。
マウンティングをされたら神経がピリピリして、気分がふさぎ込んで、頭痛がして、その後数ヶ月ぐらいイライラに悩まされる。そのくらい私にとってはストレスを感じてしまいます。

それならマウンティングするような人とは一切付き合わなければいいのですが、そうも簡単にいかない場面も多いですよね。
ですがマウンティングをする人をよく分析してみると、マウンティングをする人は何をしようが不幸にしかならない思考を持った人であることが分かります。
不幸な人にズルズルと巻き込まれて、一緒に不幸になってはいけません。
マウンティングする人の深層心理を理解して、しっかり自分の心を守る対策を練りましょう。
マウンティングをする人が何をしても不幸にしかならない理由


① 相手のスポットライトを奪おうとしている時点で、自分にはスポットライトが当たっていないということだから
居ますよね、誰も聞いてすらいないのに「自分の方があなたより上!」であることを必死にアピールしようとしてくる人。
マウンティングする人は、特に自分以外の誰かが褒められたりちやほやされているシチュエーションが大嫌いなようです。
自分以外の誰かが成果・学歴・経歴・容姿などを褒められていようものなら、必死に「粗探し」「けなす」「足を引っ張る」「どうせ上手くいかないと嫌味を言う」等のあらゆるコマンドを取って相手を攻撃した後に、「私の方が上だから!(ドヤ!!)」とアピールしてきます。
相手を下げてから自分をアピール。マウンティングさんの戦法ですね。
彼らは何でこんな面倒なことをされるのかと言うと、お気づきの通り、嫉妬です。ただの嫉妬。
自分には当たっていないスポットライトが、自分以外の誰かに当たっている。これが悔しくてムカついて気に入らなくてたまらないのです。
が、よく考えてみて下さい。マウンティングする本人にはスポットライトが当たっていなかったってことですよね。
自分がスポットライトを浴びていたら、わざわざ他人に当たっているスポットライトを奪うなんて、そんな面倒なことする必要ないじゃないですか。
本当に優れた人には、黙っていてもスポットライトが当たります。彼らは他人の粗探しをする暇があるなら、黙って努力して自分を磨くからです。
だからこそ成果が出て、人が寄ってくるし、褒め言葉をかけてもらえるし、仕事も向こうからやってきます。
それに対してマウンティングする人は、スポットライトが当たっていない時点で実力不足なんです。そのことを認めたくないし努力もできないから、自分以外の誰かが浴びているスポットライトを奪うことしかできないんです。
めちゃくちゃかわいそうな人じゃないですか?
② 自分の「幸せ」を決めるのに比較対象を必要とするから
マウンティングする人は、常に周りと自分を比較しながら生きています。
周りと比べて自分は上か下か、で自分のポジションや幸せの度合いを測ろうとしています。
こんな人、子供の頃から居ませんでしたか?
「Aちゃんはテストで60点だけど私は90点なの」から始まり、「Aちゃんは高卒だけど私は一流の○○大なの」「Aちゃんの就職先は中小企業だけど私は大手の○○」「Aちゃんは千葉に住んでるけど私は都内の一等地」「Aちゃんのバッグはコーチだけど私のバッグはシャネルだから私の方が上」「Aちゃんの彼氏はただのサラリーマンだけど私の彼氏は医者」
・・・どうでもええわ!と思いませんか?
でも、こういう人が多いんですよね。
他人と比べて自分が上であることを確認しなければ幸せを感じられない、それがマウンティングする人の特徴です。
つまり自分の幸せは比較する相手次第で決まってしまうことになります。
これってすごく脆くて危ない状態なんです。
幸せの基準は文化や時代によって簡単に変わってしまうからです。
例えば、自分の外見にコンプレックスを感じている女性が居ました。彼女は、自分は太っていて、一重まぶたで、色黒で、エラが張っている!といつも不満をこぼしては、綺麗な女の子に嫉妬をしていました。
なぜ彼女がコンプレックスを抱くのか。それは、日本ではモデル体型・二重まぶた・色白・小顔が美人の条件だからです。
お気づきの方も多いと思いますが、それは日本だけの話です。
例えばヨーロッパではふくよかで色黒な方が美人と思われますし、顔の大きさは日本ほど誰も気にしてません。一重まぶたはアジアンビューティーの象徴で、よくモテます。
彼女はそれを知っていれば、自分は美人だと自信が持てて幸せを感じられるかもしれません。でも実際にそれができないのは、基準が日本国内だけだからです。その中で自分と他の人を比較してしまっているから、コンプレックスになるのです。





先日「#手取り15万」というキーワードがトレンドになりました。
東京で手取り15万は”周りと比べて”不幸かもしれませんが、地方に行けば生活できるところも少なくない。フィリピンにでも住めば裕福な生活ができます。
「#手取り15万」が幸せかどうかも、環境によって全然違うんですね。
このように、自分が平均よりも優れているかどうかなんて、住んでいる場所や時代によって大きく変わってしまうんです。
他人との比較でしか自分の幸せを測れない人は、それにぶんぶんと振り回されてしまうことになります。時代がちょっと変われば不幸になってしまいますね。
本当に幸せな人は、他人ではなく過去の自分と比較します。自分の幸せは自分で決めることができます。
他人と比べて自分の方が幸せかどうか気にしている時点で、もう不幸なんです。
③ 資本主義のいいカモにされていることに気づかない
マウンティングする人は、相手より自分をよく見せるための努力を怠りません。
例えば富裕層でもないのに高い家賃を払って一等地のタワマンに住み、家賃が収入の半分を占めているという人に会ったことがあります。
借金をしてでも何十万もするブランドのバッグを買う、という人も居るでしょう。
なぜ彼らは高いコストをかけてそんなことをするかと言うと、見栄を張りたいからですよね。
住む場所、車、持ち物、などは分かりやすい指標になるからです。マウンティングしたがる人はこういった高級品やステータスで武装をしたがるという特徴があります。
他人のステータスと自分のステータスを比較して、自分の方をよく見せたいからです。
日本は資本主義なので、こうした人の心理を突いた仕掛けがそこら中に溢れています。
「他人より上になりたい!」という人を狙った、広告代理店や不動産屋の戦略。
人は欲深いですから、1つ手に入れるとどんどん欲しくなります。
年収500万になってそこそこ良い暮らしができると、今度は年収1000万の人の暮らしが目に入るようになる。1000万プレイヤーになったら、今度は年収3000万の人と自分を比較して・・・と、欲望と見栄を張る生活には終わりがないのです。
相手に勝たないと幸せを感じられないマウンティングさんは、この資本主義の底なし沼にはまっていきやすいのです。





お金があっても質素に暮らしている人は、これを理解している。
欲望に振り回されていない賢い人なんだなと、ただただ尊敬するばかりです。
④ 相手に気に入られるチャンスを逃している
誰だってマウンティングされたらいい気はしません。
その人と付き合いたくない、距離を置きたくなる、というのが普通でしょう。
「私の方がすごい」というマウンティングではなく、相手に「すごい」という褒め言葉をプレゼントできる人は、人から好かれやすいです。
相手に気に入られると、相手の持っている情報を引き出せたり、助けてもらえたり、プレゼントをもらえたり、仕事が有利になったり・・・メリットしかありません。
ですがマウンティングをする人はこのメリットを逃していることになります。
非常にもったいない。
このあたりは、こちらの記事を読んで頂けると分かるかもしれません。
相手を褒める人は、運が良くなる。逆にマウンティングをしまくってると、運が悪くなってしまいます。
マウンティングする人の正しい取り扱い方
以上、マウンティングする人が何をしても不幸にしかならない理由が分かりました。
マウンティング思考を持っている限り、何かを達成しても心からの幸福感を得ることは難しい。他人との比較で成り立つ幸福は、簡単に揺らいでしまう脆いものだからです。
マウンティングする人に遭遇したら、「あぁ不幸な人だな」と同情してあげましょう。そして正しい接し方はこちら。
マウンティングさんは、「わたちの方が背ぇ高いもん〜!」って言ってくる幼稚園児。
— なっつん🐈発達障害&HSPの宇宙人 (@nattsu_326) October 5, 2019
幼稚園児とは戦わないでしょ。そっとしゃがんであげて、その子より背が低いふりしてあげて、「うわぁほんとだぁ!私より大きいねぇ!すっご〜い!」ってやるでしょ?
それがマウンティングさんへの正しい接し方。
マウンティングする人は、立ててあげると面白いほどつけ上がります。
おだてておだてて、風船のように上昇していく様子を見守るのも楽しいかもしれません。





ただしプスッと風船に針を刺さないであげてね。プライドを傷つけられたら逆ギレして爆発する人たちだから。
最後にゲーテ『若きウェルテルの悩み』から一言。
われわれは万事をわれわれ自身に比較し、われわれを万事に比較するようにできているから、幸不幸はわれわれが自分と比較する対象いかんによって定まるわけだ。だから孤独が一番危険なのだ。
おすすめの本























この世から嫉妬という感情もマウンティングという現象も消えてなくなってほしい